メンバーズお知らせ

新年の御挨拶

By 2022年1月1日 No Comments

新年の御挨拶
令和四年元旦
いわむらカントリークラブ
理事長
岩村観光開発株式会社
代表取締役 加藤 浩次

新年明けましておめでとうございます。会員の皆様には佳き新年をお迎えのことと心よりお慶び申し上げます。また、旧年中は皆様に格別のご高配とご愛顧を賜りましたことを心より厚く御礼申し上げます。

 

さて、令和3年の一大イベントはコロナ禍の中で開催された東京オリンピック・パラリンピックでした。大会直後には一日の感染者数が2万人を超える第5波にみまわれ、現在も未だに世界経済は長期低迷を極めています。弊社もコロナ禍による来場者の長期的減少、物価の大幅上昇により業績は非常に厳しい状況におかれております。そんな状況下ですが、お客様に安心してご利用頂けるよう従前以上にコロナ対策を徹底して参りました。対策として、非接触型自動受付精算機2台の導入、館内及び全カートの消毒、来場者の検温とアルコール消毒の徹底、レストランでの十分な座席間隔の維持、アクリルボードの設置、コンペルームを個室として利用、6月にはハウスロビー前に屋根付きテラスと館内からの通路を完成、トイレの改装等、社員一同努力して参りました。屋外のテラスでは御嶽山、恵那山、阿木川湖の絶景を眺みながら安心して昼食、バーベキュー、カフェとして楽しめるようになりました。このような施策、努力と皆様のご協力の結果、当クラブではコロナ発生以来感染事故は皆無で無事に済んでおります。努力の結果か、昨年10月以降は急激な来場者の回復を見せはじめました。

 

通年の営業面では、1-3月の度重なる降雪、4-9月の異常な連日の降雨、かつて無い集中豪雨被害、コロナの影響等により来場者数は大幅に減少し、異常気象によるコストの大幅増加、食品、エネルギー、物資、人件費とありとあらゆる物価の大幅上昇による利益率の低下、コンペの減少等による客単価の大幅な低下、コロナと異常気象対策等によるコース修繕・改良、設備投資のコスト負担の大幅増加、以上により収益は継続的に大幅に減少し、全社員あげてのコスト削減、集客努力もむなしく減益となり、10月以降はコロナの落ち着きとともに回復傾向とは言え、未だに先が全く読めない状況が続いています。

 

SDGsが注目されていますが本年は弊社も社会的責任として取り組み、ペーパーレス化、ビニール袋やレジ袋の廃止等を積極的に進めていきます。その第一弾としてDMを廃止し、営業に関する全てのお知らせは更新頻度をアップしてホームページに掲載していきます。そのためにも、スマートフォンと連携するチェックイン機能(LINE@等)の利用者数の増加が必要です。皆様、スマートフォンのより一層のご活用の御協力を宜しくお願い致します。同時にスマートフォンによるキャッシュレス化への対応も進めて参ります。

 

新代表への交代から4年近く継続してきたコース全面改良とメンテナンス向上につきましては、キーパーと外注専門家の最新技術を応用した専門的判断の下、全国トップレベルの専用重機を多用して年間を通して更新作業を行い、常にベストコースコンディションを目指して日々精進致しております。

また、総ヤード数7,000Yを目指して一昨年の5、13、15、17、18番に続き、昨年は2、6、7、12番の全9ホールに新たなバックティーを完成させました。特に面白いホールは、2番は407ヤードから70Y延長して473Yのパー4、6番はなんと全国的にも稀な277Yのパー3、12番は444Y・パー4から530Yパー5に、14番は447Yパー5を難易度の高いパー4に改めます。このためフルバックティー6,839Y、レギュラーティー6,055Yと大幅にコース延長を達成しました。新しいスコアカードは本年春から使用できる予定でございます。

また、マスター室前の木の伐採と芝生の広場への改良工事も進行し、明るく広々とした空間が広がりました。尚、夏の猛暑対策として、全カートを固定ウインドウから開閉式スライド・ウインドウに変更しましたので、前方が見易い、涼風を受けながらの走行が可能になりました。さらに各ティーグラウンドと休憩所に日除け用の植林をし、できる限り多くのミストシャワーを設置する予定です。

 

コース美化施策として、昨年の秋も寒冷地用洋芝のライグラスの種を全面オーバーシード(種播き)を行い、真冬でも1年を通して緑の芝生でプレーを楽しんで頂けます。全面オーバーシードは非常にコストアップとなるので全国的にも稀でございます。

 

混雑時の日没対策として、9番セカンド地点にLED照明塔、17番にも照明塔を新設致しました。コース管理用の重機も全国トップクラスの種類と台数の最新鋭機器を揃えましたので、本年以降のコースメンテナンスに大きな力を発揮するものと楽しみにしております。近頃は「景色が美しく、雲海が見える天空のゴルフ場」として評価を頂いておりますので、この冬はこれまでスピード最優先で進めてきた伐採をほぼ終了し、今後は倒木の処理、フェアウエイの弱った芝の張り替え、植林、排水設備の整備、OBラインの拡張整備、バンカーのエッヂ切りなど、コースの美観を最優先にするよう努力いたしましす。

クラブハウスにつきましては、ハウス北側の屋根付きテラスと出入り口の新設、館内1,2階の男女トイレ改装、ウォシュレット新装交換、レストランとコンペルームのカーペット交換、ロビーエアコンの増設、自動受付精算機の更新、駐車場の拡大と改装、建物外壁全体の洗浄美化を行い、メンバーの皆様が楽しく快適に過ごせる、美しい景色にふさわしいクラブハウスにするよう努力いたしました。

食事につきましては、美味しいレストランランキング中部地区2位に選ばれましたが、必ずトップになることを目標に、皆様にいつ来ても美味しく楽しんで頂けるメニューの研究開発に日々努力を継続しております。

 

クラブ競技につきましては、クラブハンディキャップの再査定後、競技参加者の公平性を高めるため月に一度ハンディキャップ委員会を開催し、上位入賞者に対し迅速にハンディキャップ改定を行い競技参加者皆様全員に入賞のチャンスが広がるようにいたしました。また、新設競技としてグランドシニア選手権競技並びに平日月例競技を開催し倶楽部競技の活性化と技術強化支援を図っております。

 

対外競技につきましては、岐阜県クラブ対抗競技並びに中部インタークラブに出場し、岐阜県クラブ対抗競技では参加56チームで23位の成績でした。中部インタークラブ岐阜県予選は、選手全員が奮闘され関ヶ原CCと並んでトップタイのストロークながら惜しくも2位となり、かつての強いいわむらCCの復活となりました。呉羽CC(富山県)にて開催された久々の本戦では、岐阜県予選ではトップタイだった関ヶ原CCが優勝し、いわむらCCは出場20チーム中僅差で12位の成績となりました。また、岐阜県女子クラブ対抗競技では、参加31チーム中25位となりました。本年も俱楽部競技全体を盛り上げ、必ず「中部地区で最も強いゴルフ場」を目指して俱楽部をあげて支援していきます。

 

ジュニア育成につきましては、既に全国的に有名になりつつある約50人の正会員で組織される「Teamいわむらジュニア」の育成も順調に推移しており、世界チャンピオン、大勢のジュニア日本大会優勝者を輩出し、日本女子アマチュアゴルフ選手権では10位タイ、日本女子オープンにも高校生ジュニアが複数者出場など、公式競技において目覚ましい大活躍が多数見られました。本年も世界のゴルフ業界全体との連携を更に強め、日本のみならず世界でトップのジュニアチームを目指して、より一層ジュニア育成強化に励み、地域のゴルフ場としての社会的責任を果たしてまいります。

 

約4年前に現代表に交代後、メンバー様へのサービスの向上のため全力で努力して参りました。荒れ果てたコースの修繕、コース改造・拡張・延長、クラブハウスと設備の修繕・新装(その結果「美しいゴルフ場ランキング」全国21位、岐阜2位)、レストランメニューの改革(その結果「料理が美味しいゴルフ場ランキング」で中部地区2位)、大量の重機の更新、最高級GPSカートナビの導入、託児所新築、コーストイレの新築、ジュニア育成(その結果Teamいわむらジュニアは正会員の人数、成績ともに全国トップ)、クラブ競技の強化(その結果2021年中部インタークラブ岐阜県予選トップタイ)等々、多大な設備投資を続けて参りました。しかし、この4年間一切値上げせず、お客様へのサービス向上を最優先として従業員の昇級も殆ど無く堪え忍んで頑張って参りましたが、設備投資を継続することが、コロナ禍の被害が甚大な他業種と同様にいよいよ困難になる恐れも出て参りました。経営判断としましては、そうなってしまってからでは手遅れです。コロナ禍の状況は依然として全く見通しが立たず、来場者減少と、更に異常気象による災害の被害もますます酷くなる一方であります。そんな状況下ですが既に創業約40年の老朽化したコース、設備、重機とクラブハウスの修繕と更新等、次々と費用が嵩んで参ります。

そこで皆様へのお願いと致しまして、昨年8月から土日祝日のメンバー料金を据え置きのまま食事抜きとさせて頂いておりましたが、2022年より土日祝日のメンバー料金を食事込みとして、お支払い総額は現在と同程度の負担になるように料金を値上げをさせて頂く予定でございます。詳しくはHPで価格変更を公表して参りますので何卒ご理解のほど宜しくお願い申し上げます。

本年も昨年同様「日々進化し、来場するたびに変化してわくわくするコース創り、中部地区で最も楽しく快適な倶楽部ライフ、中部地区で最も競技に強い倶楽部」をポリシーとして、従業員一同心を一にして誇りを持って楽しく頑張って参る所存でございます。会員の皆様には本年も相変わりませず、ご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。